はなみずきクリニック5年目の夏
8月 24th, 2012 by hpone_support2A1
平成二十年七月に開院して、爾来4年が瞬く間に経ち、大過なく遣って来られたというのが大雑把な感想です。しかしながら、何度か遭遇した突然の従業員の退職とその補充等の人事に関しては、待ったなしの話なので、考え得る智慧を絞り、八方手を尽くしても期待通りには行かず、人知れず苦労もしたというのが本音です。無論それは単に過去の問題に止まらず、人を使ってゆくということは、常に一定程度のリスクと隣り合わせであることを覚悟しておかねばならず、これからも充分にに気配りしてゆかねばならない、実に厄介な話なのであります。さはさりながら、幸い現在の職場環境は、職員にとっても我々にとっても良好であると思われ、既に1年半以上人事に変動はありません。
開院当初は患者数も少なく、多少の不安がなかったと言えば嘘になります。昨今、週日は8時を過ぎても外来の待合室に診療待ちの患者の姿が見出されることもあり、我々の自己実現の為とは申せ、愚痴もこぼさず夜遅くまで精勤する高山院長の姿勢は孤軍奮戦、天晴れであると改めて思う今日此頃であります。同時にそれに付き合って不満も言わずに頑張ってくれている従業員各位に対しては、深甚の感謝に耐えません。
7月25日、もんちゃんは満4歳を迎えました。彼が賢いのは衆人の認めるところですが、何とも有難いのは健康であると言うことです。食欲もあり、概ね快便、快眠です。但し、最近やや好き嫌いの傾向がはっきりしてきたことを此処に懺悔の気持ちを込めて告白し、その原因が私にあることを少し反省し報告する次第です。
彼の健康の為には殆ど味のない野菜やパン、豆腐などを食べさせたいと思っているし、嘗ては無味なものでも食べてくれました。しかし、最近では主に野菜(キャベツ、もやし、人参,レタスなど)は魚粉をかけたりして味付けをしないと、食べようとしないばかりか、そっぽを向いて手付かずで残すこともあります。一方で、肉や刺身ならば味付けなしでもぱくりと平らげてしまいます。
どちらかと言えばやや塩気のあるものをどうしてももんちゃんにも上げてしまうことになるのは、タレの効いた焼肉などを皆でつついている時に、彼専用食器の中に食べ物を残した侭私の傍らにやって来ると、もんちゃんは前足でとんとんと私の肩や上腕を軽く叩打し、自分にもよこせと催促するからであります。それを無視していても、じっと見つめる彼の眼差しには抗い難く、結局それを拒絶することが出来ません。その結果であるか、予防接種で受診した際担当の獣医から2kg体重オーバーであることを指摘されたそうです。心を鬼にしてもんちゃんに厳しく接するべきと思いながらも、全く実践できていないのを隠す積りはありません。
最近はなみずきクリニックの評判を聞いて来た、と言う患者さんに出会いました。だから、より一層丁寧に診察し、病態の説明も普段より詳しかったような気がします。一方で、駐車場のスペースが手狭になり、患者さんにはご不便をお掛けする結果となっていますが、何卒御理解をいただければと思っています。皆さんに信頼される病院作りを目指したいと思います。
昨年もこれまでにない暑さと思っていたのに、今年は更にそれを上回っていることは間違いなさそうです。この先どんなことになるのか、子供らの未来を思えば、慄然とします。エネルギー消費を減らすことが地球温暖化防止のための絶対条件であることは確かでしょう。だから、せめてはなみずきクリニックの外来のエアコンは28度に設定してあります。 (Mann Tomomatsu)