年が明けて
1月 20th, 2014 by hpone_support2A1
# 2014年に年が改まると、ホノルルマラソンの挫折感から立ち直る間もなく、10㎞とは言え、牛久シティーマラソン1月13日が目前に迫っていました。1年以上前から凡そ10㎞の早朝ランニングを週に4日以上を心掛け、寝起きにのんびり走ることもあって所要時間は7~8㎞/hrで、足に痛みを感じても、呼吸が苦しくなるようなことは殆どありませんでした。ここ1ヶ月位は出来るだけ速く走るようにもしてみましたが、一人でのトレーニングのせいか、気付けばいつものペースに戻っていて、結局満足な競走用の練習をしたとは言えません。当日は、昨年の極寒・霙混じりの悪天候とは打って変わり、快晴・気温は低くいながらも風強からず、これ以上を望む可くも無き好天気でした。スタートの30分以上前に牛久運動公園に着くと、既に大勢の人がそこに集まっていて、来る可き戦い(と言うのもやや大袈裟だが)を思えば落ち着かず、少し緊張して来る自分が分かりました。そして、老若男女、様々な出で立ちで出発の合図を待つ彼らが皆自分より速いんじゃあないかと思うようでは、矢張り少し冷静さを欠いているのであります。
# 今回は、前夜の睡眠は十分取れたし、足を傷める事も無く、昨年より7分余り早かったものの、記録は1時間2分43秒で、目標にしていた1時間を切ることは出来ませんでした。残り1㎞からは意識して懸命に走リ、10人以上抜いたと思いますが、結局ゴールの直前で二人に抜かれ、最早余力は残っておらず、剰さえ走力の衰えを自覚させられる結果となりました。 因みに、高山先生は58分でゴールインし、途中から後ろ姿を見失うと追いかけることも出来ず、最後の折り返し点(折り返し点は2ヶ所ある)に向う私が逆方向に走リ去るその姿を確認した時点では650m以上引き離されていたことになります。来年もまた出場しよう、と今から思っていますが、残念ながら、体重を10kg以上落とすなど余程の変化がなければ、今回以上速く走ることは出来ない気がします。箱根駅伝のある選手が完走後「楽しく走れました」と言っていたのを思い出しては、自分を騙す積りで「楽しい、楽しい」などと頭の中で繰り返してはみたものの、精一杯であり一向苦しさから解放される事も無く、只管辛かったというのが本音です。だから、走るなどというのは実は余り好きではないのに、何故かまた極寒の早朝、ヘッドフォンから流れるさだまさしを聞きながら走らねばなるまいと思っています。
# 初夢。 夜間当直のHが昨年末から小説を書き始めたのは私が嗾けたからで、嘗て、とある文学賞に投稿した作品が最終選考に残った事があると言う話でした。成る程、これまでに書いた小説のストーリーのあらましを聞くと、私などにはない独特の感性があリ、それをきちんとした日本語に出来れば成功するかも知れないと思えるのです。但し、呉下の阿蒙と言っては言いすぎだが、日本語の文法は可なり出鱈目で、誰かが添削しなければならず、昔も丁寧に指導してくれる方がいたそうです。今度はそれを私が引き受け、藤子不二夫ならぬ二人でひとつのペンネームにして作品を仕上げるのが今年の目標のひとつです。兎に角、彼の数奇な半生は滅多に無いほど波乱に富んでいて、刀を頚に突きつけられたり、殺されかけたことも一再ではないということです。だから、彼の自伝的な話をねたに狙うは一つ、直木賞。なーんちゃって、と言うのが落ちかもしれないが、今はそんな夢をみています。
# 長男がいつも唐突で、一見無計画なのは、医者になってからのことのように思う。高校までは一緒に居たので、勉強している姿しか見た事がなかったし、彼はいつも私の期待通りでした。私に似ず常に冷静で、寡黙で、しかも怒ったり興奮する姿を見せた記憶もなく、兄弟喧嘩をしたこともありませんでした。ところが、「これからパリに行く」と言って成田から外来診療中の私に電話をしてきたり、家内が久し振りに電話をしたら「遅い夏休みを取って、今ローマにいる」と平然と答えたりと、結構驚かされているのであります。恐らく合法的に休暇を取っていることであり、彼の中では整合性が保たれており予定通りのことかも知れないが、様々な人間関係についての慮りが無ければならず、他者との連携の中で生きている限りは自己完結していると言っているだけでは話は終わらない。そして今度は、矢張り友人たちを呼んで遣り残した結婚の披露宴を3月にするので是非出席して欲しいという電話がつい数日前に入りました。あの結婚式から1年4ヶ月、今から遡ること1年ほど前にそんな計画があると言っていたものの、ホノルルで内輪の披露宴は済んでいたこともあって結局中止したんだと思っていました。しかも、会費制の立食パーティーを考えていると言うので、「普通の形」でどうかと提言してみましたが、その後連絡がないのは、自分の決めたようにすると言うことかも知れません。友人たちに是非お披露目したいというのであればそのようにするのも致し方ないが、我々両親や親戚関係も招待するのなら、せめて座席も人数分は用意して貰いたいと言うのが細やかな希望であります。 2014.01.19 Mann Tomomatsu