はなみずきクリニック開院以来1年半が経ちました。欲を言えばキリがなく、妥協しても際限を知らず、大雑把な言い回しをすれば、可もなく不可もない比較的無難な滑り出しであったと思います。これも偏に院長の忍耐と冷静な判断、彼女を支えるスタッフの勤勉さの賜物と心得ています。
3年目を迎える今年は、これまで以上に無駄の少ない診療体制作りに心掛けなければならないと考えていますが、これは単に光熱費や物品消費の節約ばかりを指すのではありません。例えば、カルテ上の保険証登録の誤りや薬の数え間違いといった、徐々に減ってははきているものの繰り返される単純ミスをゼロに近づけるみんなの努力が、臨牀、経営と事務全般、安全管理等、全てをこなさなければならない院長の持続力を支える必須の条件であるからであります。
極小さなヒエラルキーの中で、非力ながらその底辺を支えるのが私の仕事であろうと覚悟を新たにしています。無論、より精度の高い臨牀を心掛ける点については言うまでもありません。地域医療の一部を支える医療機関としての地位向上を目指して今年も頑張って行く所存であります。 元旦。 (Mann Tomomatsu)